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1月の職員メッセージ その3

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小さな自然のはなし

中1A副担任/自然科学部顧問 滝口正之

 

 副担任としてお世話になっている中1Aのクラスに植物を置いています。最初は理科の学習の一部として身近な野草の名前を憶えてもらおうと考えてオオバコ・ドクダミ・キョウチクトウ・タンポポなどを「鉢植え」にして名前をつけておきました。その時に近くに貼っておいた説明文を下に(*)再掲します。少し前のことなのにずいぶんと懐かしく感じます。授業とは関係がなくなって最近ではナデシコ・ペチュニア・シクラメンが咲いてます。たまたま全部白色を集めてしまいました。生活環境に世話をしたり気を使ったりする必要がある生き物を置いておくことにはプラスの意味があると思います。ともにアントシアニンの赤い色をもった葉をつけるドクダミとシクラメンですが、典型的に日かげを好むドクダミと葉が重なって日が当たらないだけで枯れる事があるから時々葉の上下を入れ替えるその作業の教育効果を狙って農業高校の温室で育てる定番のシクラメンはたくさんの光を必要とるす植物の典型です。

 地球の温暖化に対抗する事が「とても良い事」のように、人間が自然をコントロールしているかのような考え方が巷にあふれているようすですが、少し勉強をしてみると人間は自然についてほとんど何も知らない事に気づかされるんだと思います。人間は人間が作り出した「意味」に注意を奪われがちですが、自然を見て感じる事は大切です。

 

*「雑草という草はないよ」という理由で住居のまわりの草むしりを禁止した方がいらっしゃいましたが、本当に「名もない草花」は身の周りにはありません。理科で植物の学習をする機会にいくつかは名前を覚えるようにしましょう。秋に荒地を黄色く染めるセイタカアワダチソウはもともとは花を観賞するために育てられていたものが野外で繁殖するようになってしまった植物ですが、その生命力のために厄介もの扱いを受ける野の草花をよく見てあげると美しい花もたくさんありますよ。

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