浜松修学舎 中学校・高等学校

ホーム職員より10月の職員メッセージ その2

10月の職員メッセージ その2

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「こころの風景」

渡邉誘美(看護科・看護専攻科設置準備室 教諭)

 

修学舎の夢未来プロジェクトの一つとして、2022年4月からの5年一貫制看護師養成の開設があります。私はその学科開設の準備の為に、前年度からこの学校へやって来ました。

皆さんは、「看護」といえば「ナイチンゲール」という名前が浮かびやすいのではありませんか?ナイチンゲールの書いた「看護覚え書」という本には、こんな一説があります。

 

「自分自身ではけっして感じたことのない感情のただなかへ自己を投入する能力を、これほど必要とする仕事は他に存在しない」

 

「看護師のまさに基本は、患者が何を感じているかを、患者に辛い思いをさせて言わせることなく、患者の表情に現れるあらゆる変化から読み取ることができること」

 

看護教育では、このような能力を高める為に感性教育が重要視されます。看護教育現場で長年仕事をしてきた私自身も、今でもこの能力を磨く努力をしています。その一つに「短歌」作りがあります。一瞬の心の風景を切り取る感じで、その中に深く深く入っていく・・・

自分自身を見つめる訓練にもなります。この学校に来てから生徒の事を題材にしたもので、会誌に取り上げられた短歌をご紹介します。

 

*テニス部の女子高生とすれ違ひ過去の自分とこっそり置き換ふ

*一本のフランクフルトの値を尋ね二本買う子の笑みが愛しい

*一瞬のはじけるやうなその笑顔声ではなくて音が聴こえる

*おはやうの一言に見るストーリー昨夜か今朝か心の事件

*校門で朝の心を見抜く術その子に朝日が馴染むか否か

*ネクタイの緩み正され直す君締まったものを尋ねたくなる

*いつになく鮮度よく見ゆ生徒らの今日という日は終業の日

*うつむいた吾に注がる挨拶にパリンと割れて透明になる

 

これらの歌は全て実在の生徒対私の一瞬です。

どんな場面が想像できますか?

あらためて想うことは、挨拶や笑顔の力って大きいなぁ~ということです。

大袈裟の様ですが、人間で良かった!生きていて良かった!と思います。

皆さんも、そんな一瞬一瞬を大切にしてくださいね。

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