浜松修学舎 中学校・高等学校

ホーム職員より1月の職員メッセージ その4

1月の職員メッセージ その4

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なぜ数学を学ぶの?

201HR担任 工藤智史

 私は長いこと数学教員をやっています。数学を教えていると、「数学が出来て何の役に立つんだ」という疑問を受けます。

確かに!いったい何の役に立つんだろう??

いや、もちろん私は知っています。例えば些細な日常の中に数学を見つけて楽しんでみたり、もっと実践的なところでは成績の処理や模試の分析に数学を用いてみたりなどです。そもそも数学が無いと化学も物理も理解できないし、新聞やニュースで流れる表やグラフだって正しく読めません。しかし、これは大人の世界の話なのです。

私も含め学生時代は、全て大人が用意してくれる中にいます。スケジュールも、生活も、食事も何もかも、誰かが用意してくれた中にいるのです。世の中の動きを察知して人生の選択をしたり、お給料をより高くするために自分のパフォーマンスを上げたりという意識はもちろんまだ無いはずです。そんな学生諸君にとって「数学が出来て何になる?」と感じるのは当たり前ですね。数学が出来て何の役に立つのか。「現時点の君たちにとっては大して役に立たないだろうね」というのが私の回答です。

「では、数学なんてやらなくて良いじゃないか」と考える人は、もう少し深く考えてみましょう。「では、なぜ世界中の小中高校生は数学を勉強しているのか」と。

更に付け加えると、日本では江戸時代には庶民の子供も数学を勉強していました。寺子屋で習う数学はいわゆる「読み・書き・そろばん」と言われるように計算ばっかりだったと思っていませんか? 実は連立方程式や図形問題なども扱っていて、今の小中学校のカリキュラム内容をほとんど学習しているのです(二次式や平方根は無かったようですが)。

なぜ数学を勉強しなければならないのか。それは「出来ると、将来より良い人生を選択できるから」だと思います。数学を使えば化学や物理をより深く理解して、科学者になれるかもしれません。数学の論理力で、人を納得させる魅力的なトークが出来るようになるかもしれません。数学を使って、現代の膨大なデータを効率よく分析できる人になるかもしれません。そんな「数学」という道具をうまく使いこなせる大人になってほしいという願いをこめて、世界中で数学は学ばれているのだと思います。

数学は難しい教科です。でも、問題が解けたら「うれしい!」と達成感の味わえる教科でもあります。人間は本来考えたり、知識を増やしたりすると喜びを感じる生き物です。数学で楽しい人生を手に入れましょう。

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