【愛知県東浦町立北部中学校出身】中瀬くん|「自分の居場所は、自分でつくる」 #004
「校長先生って、どんな人?」「実は話しかけたことないかも...」
そんな声をよく耳にします。
でも、浜松修学舎ではちょっと違います。
生徒と校長が日常的に言葉を交わすこの学校で、
"ちょっと気になること" や "ふと思ったこと" を、
気軽に校長に聞いてみる。
そんな対談シリーズがスタートしました。
第4回目は高校3年生 進学コースに在籍し、卓球部で活躍中の愛知県東浦町立北部中学校出身、中瀬くん。
浜松修学舎に入学した時のことや学校生活での気づき、これからの進路についてなど、小出校長と率直かつ和やかに語り合いました。
自分らしさを大切にしながら、全力で高校生活を楽しむ中瀬くんの姿にご注目ください。
■ 入学のきっかけは「直感と挑戦心」?
小出校長:
最初にぜひ聞きたかったんだけど、どうして愛知県から本校に進学しようと思ったの?
中瀬くん:
中学の頃は正直まだ自分のやりたいことが見つかっていなくて。小さい頃から卓球はずっと続けていたんですが、それを将来に繋げようという考えもありませんでした。そんなときにクラブのコーチから「修学舎はいい学校だよ、一度練習に行ってみたらどうだ」と声をかけてもらったのがきっかけでした。
小出校長:
そうだったんだね。修学舎の卓球部は決して簡単な環境ではないと思うけど、思い切って飛び込んでくれたことが嬉しいよ。
中瀬くん:
今思えば、そのときは深く考えるよりも「やってみよう」という気持ちが先に立っていました。今では、その選択をして本当に良かったと思っています。
小出校長:
その「一歩踏み出す力」はこれからの人生でも大きな財産になるはず。挑戦を恐れず、前に進む姿勢こそが、自分の可能性を広げてくれるんだよ。
■ 「自分の居場所は、自分で作る」
小出校長:
実際に入学してみて、どうだった?
中瀬くん:
最初は怖かったですよ。入学1日目なんか、誰とも口をきいてなくて。実は卓球部の方では入る前から「ちょっと変わった子が来るらしい」なんて噂もあったみたいで(笑)。でも、今では部活もクラスも毎日が本当に楽しくて、自分の居場所を自分で作れたなって思います。
小出校長:
行事も授業も全力で取り組む姿がとても印象的だよ。その姿を見て「修学舎での学びがしっかり実を結んでいるな」と感じてて、この学校を選んで実際に入学してくれて本当に嬉しく思うよ。
中瀬くん:
ありがとうございます!
■ 体育大会を「体育祭」にしたい!
小出校長:
学校生活で「もっとこうなったらいいのに」って思うことある?
中瀬くん:
あります! 体育大会をもっと「お祭り」っぽくしたいんです。今ってどっちかというと記録会っぽい感じがするんですよね。今のままでも楽しいですよ。でも各チームで応援団をちゃんと組んで、色別の演技とかも入れて。中学のときみたいに盛り上げたら絶対もっと楽しくなると思います!
小出校長:
いいね、それ。それで浜松アリーナとかエコパのメイン会場とかでやれたらより盛り上がりそうだね。照明も使ってライブみたいな演出もできたらなお面白いかもね。
中瀬くん:
絶対盛り上がりますよ! 「体育大会」じゃなくて「体育祭」にしたいです!
■ 大学進学、そして「中瀬農園」へ
小出校長:
卒業後の進路は?
中瀬くん:
大学に進学して卓球を続けたいです。でも将来は家業である「中瀬農園」を継ぎたいと思ってます。うちのトマト、マジで美味いんですよ!
小出校長:
えらいなあ。じゃあ、ゆくゆくは学校のスポンサーになってほしいな。卓球部のユニフォームにトマトのマークとか、どう?
中瀬くん:
いいですね! しかもそれを卓球部だけじゃなくて、全部の部活に入れたいです(笑)。
小出校長:
いいね、いいね!協定書も作ろう!将来、学校と「中瀬農園」のコラボ、楽しみにしてるよ。
■【校長よりひとこと】
新しい環境でのスタートに不安も多かったと思いますが、自ら一歩を踏み出し、学校生活の中で確かな居場所をつくってきたことに感心しています。
今日の話からも「まずはやってみる」「楽しむことを大切にする」という姿勢が、成長の原動力になっていると感じました。
これからもその前向きな姿勢を大切に、夢に向かって進んでいってほしいと思います。
修学舎は、これからも中瀬くんの挑戦を応援しています。
等身大の声から見えてくる、浜松修学舎の日常と魅力。
これからも、校長と生徒の日々のやりとりの中から、その一部を切り取って、生徒たちのリアルな思いをお届けしていきます。