【菊川市立菊川西、掛川市立栄川中学校出身】織部さん、高橋さん、藤田くん|看護科を目指す理由、学校生活について #008
「校長先生って、どんな人?」「実は話しかけたことないかも...」
そんな声をよく耳にします。
でも、浜松修学舎ではちょっと違います。
生徒と校長が日常的に言葉を交わすこの学校で、
"ちょっと気になること" や "ふと思ったこと" を、
気軽に校長に聞いてみる。
そんな対談シリーズがスタートしました。
第8回目の対談は、本校看護科に在籍する3年生の3人。
菊川市立菊川西中学校出身 織部さん、高橋さん、掛川市立栄川中学校出身 藤田くん。
看護師を目指すきっかけや看護科の男子生徒としてどう思っているか、そして学校生活について、小出校長と笑顔を交えながら語り合いました。
■ 看護師を目指す理由
小出校長:
まず率直に聞きたいんだけど、3人はいつ頃から看護の道を意識しはじめたの?
高橋さん:
幼稚園の頃から「人を助ける仕事がしたい」と思っていました。進路を考えるタイミングで母が本校の看護科を勧めてくれて、オープンキャンパスに参加して進学を決めました。
藤田くん:
僕も小さい頃から「誰かの役に立ちたい」という気持ちがありました。勉強に不安があって迷っていたとき、友達に「修学舎に看護科があるよ」と誘われてオープンキャンパスへ行ってんです。そのときに「ここで頑張ろう」と決心して、その友達と一緒に入学しました。
織部さん:
私は中学2年のときに手術を受けた経験が大きかったです。もともと臨床心理士に憧れていましたが、まず看護師として臨床を経験することが将来につながると考えて、看護を目指しました。あと、入院中に「5年一貫の看護科」の記事を見つけたことも、進路決定の後押しになりました。
■ 男子学生としての環境
小出校長:
看護科・専攻科は男子の比率が少ないよね。実際のところ、どう感じている?
藤田くん:
実は、僕の場合はそんなに違和感はなくて、もともと女性の多い環境で過ごしてきたっていうのもあって、自然に受け入れられました。それでも、入学して「思ったより女子が多いな」と驚く瞬間はありましたけど。
小出校長:
率直な声だね。ありがとう。男子が少なくて大変なときもあるだろうけど、頑張ってほしいです。
■ 「高校生」であることも大切に
小出校長:
看護科の生徒の最終目標は看護師になること。でも今は高校生。文化祭や修学旅行、日々の学習など、高校生としての経験も全力で味わってほしいという気持ちが校長としてあります。2年後には国家試験が控えているから、楽しむ気持ちと学習のバランスを忘れずにね。入学時の初心を、ぜひ持ち続けてほしいなと3人にはこの機会に言いたい。
織部さん:
大丈夫。看護師になるんだもんね。
高橋さん:
うん、大丈夫です。初心忘れてないです。
小出校長:
それは心強い。今苦労して後で楽をするか、今楽しんで後で苦労するか。結局はその違いだけだと思うからさ。資格を取って卒業できれば、将来の選択肢は大きく開ける。だからこそ、今を一生懸命頑張って周りを引っ張る存在になってほしい。
藤田くん:
はい、頑張ります!
■ 学校生活の要望
小出校長:
学校生活で「こうなったらいいな」という要望はある?
織部さん:
看護科棟から食堂が遠くて、移動が大変です。自販機はありますが、カフェテリアが1号館の7階なんで、ちょっと遠いです。
高橋さん:
そうそう!看護科棟ももう少し充実すると嬉しいです。
小出校長:
なるほど。距離の課題は認識しています。カフェテリアへの新しい導入案も含めて検討します。看護科棟の講義室が実はもともと食堂だったこともあるし、そこに置けるスペースがあるかも確認してみるね。
あと、個人的にはアイスクリームの自動販売機もあったら勉強の合間や昼休みにちょっとリフレッシュできるかなって考えてはいるんだよね。まあ実際置けるかはわからないけど、色々考えるのは良いことかなと。
■ 最後に
小出校長:
今日は3人とも時間を取ってくれてありがとう。
生徒たち:
はい、ありがとうございました。
小出校長:
また気になることがあれば、いつでも気軽に来てほしい。看護科のみんなは距離もあって、なかなか1号館で会う機会がないけれど、校長室はいつでも開いているから遠慮せず訪ねてきてください。
■【校長よりひとこと】
生徒と本音で語り合える時間は、とても大切だと感じています。今回の対談を通じて、看護科生が初心を忘れずに看護師を目指しながら、高校生活も全力で楽しもうとしている姿がよく伝わってきました。
国家試験に向けた努力はもちろん必要ですが、文化祭や修学旅行といった高校生ならではの経験も大切にしてほしいと思います。話の中にあった看護科棟の環境改善などについてもしっかり受け止めました。
生徒の皆さん、困ったことや相談したいことがあれば、是非いつでも校長室に来てください。
生徒一人ひとりの挑戦をこれからも全力で応援していきます。
等身大の声から見えてくる、浜松修学舎の日常と魅力。
これからも、校長と生徒の日々のやりとりの中から、その一部を切り取って、生徒たちのリアルな思いをお届けしていきます。
《対談後記》
今回、校長との対談に臨んだ看護科の3人はとても仲が良く、明るさ溢れる生徒たちでした。
対談中も終始笑顔が絶えず、息の合ったやりとりで和やかな雰囲気に包まれていました。
最後の写真撮影では、3人で楽しみながら元気いっぱいの姿を見せてくれ、その仲の良さが何より印象的でした。